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発砲ウレタン

2024-10-15

こんにちは!コグレです。

 

10月に入ってやっと気温も下がり、少しは過ごしやすくなったと思います。

このまま秋に入ってくれることを願うばかりです・・・

 

前回ブログで書かせていただきました横浜のRC5階建ての共同住宅ですが、

無事、8月に躯体工事が終わり、現在は室内工事がせわしなく進んでいます!

 

室内工事は軽鉄組み、床貼り工事、クロス工事など色々な作業がありますが、

コンクリート躯体の建物では室内工事に入る前に、まず断熱工事を行います。

 

今回の断熱工事は、コンクリート内壁に発泡ウレタンという断熱性に優れた断熱材を吹き付ける作業を

行いました。

 

この発泡ウレタンのメリットですが

 

  • 断熱性が高い

   断熱性が高く無数の気泡を含んだウレタンが、外気と室内の空気を遮断してくれるため、

   熱を通しにくく、外の気温の影響を受けにくくなります。

   そのおかげで、エアコンの効きも良くなります。

 

  • 防音性がある

   レコーディング室や映画館のような高性能の防音まではいきませんが、

   発泡ウレタンには無数の気泡が含まれているので、外からの音が伝わりにくく、

   防音性にも優れています。

 

  • 結露がしにくい

   発泡ウレタンを吹き付けることで、壁にピッタリと断熱材が付着します。

   ピッタリ付着することで壁との隙間に空間ができにくくなるので、結露が発生しにくくなります。

   結露が発生しにくくなるということは、カビの発生も抑えることができます!

 

では、実際の施工方法になりますが、

発泡ウレタンは液体を霧状にして吹き付けるため、小さな隙間にも入ってしまいます。

そのため、まずは吹き付けでウレタンを付けたくない箇所を養生していきます。

養生が終わったら、ガンのようなもので壁に発泡ウレタンを吹付けて、付着させていきます。

壁に液体のようなものが付着したら、まるでカルメ焼きのように膨らんでいきます。

右の写真をご覧ください。膨らみ加減がつたわりますでしょうか??(笑)

 

吹き付けできなかった隙間は、手作業で吹き付けていきます。

問題なく吹き付けができれば、養生を剥がし作業終了です。

この発泡ウレタンは、火に弱くて延焼しやすいと言われていましたが

現在の吹付ウレタンは、火が付くと炭化します。

昔のように火が付き、一気に燃え上がるという危険もありません。

また、以前はフロンガスが含まれていたらしいですが、環境を考慮して今の発泡ウレタンの中には

含まれていないそうです。

 

建物を建てるにあたって、省エネや耐火性の向上、環境への影響減が年々進んでいます。

これは建築に関わる人達の試行錯誤や、

より良いものを作りだしたいという思いでできているのではないでしょうか。

 

次回は完成した建物の報告ができると思いますので、よろしくお願いいたします!!

 

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