打継目地について
2021-02-01
こんにちは!
新宿上落合現場監督の鈴木です。
2021年に入り再び緊急事態宣言が発令され、コロナウイルス感染者が増加している中、
感染症対策に注意しつつ現場を進めております。
私が担当している新宿区上落合の現場ですが、前回の投稿から、約二か月半ほど経過しましたが、
外装は完成し、1月末で足場解体を無事終えることが出来そうです。
現在、内装も完成に近づいてきております。
前回の記事でPコンの処理について書きましたが、第二回目に取り上げるのは、
RC造の建物を建てる上で発生する「打継目地」についてです。
打継目地というのは、RC造の躯体工事において通常1階層毎に型枠へコンクリートを
流し込んでいくのですが、上階との打継部分においては、下階とコンクリートが一体ではないので
構造的に雨水が侵入してきます。
それを防ぐため、あらかじめ計画的に目地を設ける必要があり、これを「打継目地」といいます。
この目地は水が侵入してきますのでシーリングを行い、
防水処理を行う必要があります。
打ち放し仕上げの外壁では、前回取り上げたPコンの押さえ
深さと同様にシーリングも化粧として外観に表れてきますので、弊社では打継目地が左右で
波打っていたり、ガタガタだと恰好が悪いため、左官で目地の形を整えビシッとラインを
通るように注意しております。
形を整えた後はシーリングを打設するのですが、シーリングの仕上げを面落としといって外壁面より、
4㎜程度落として施工しております。
実際にシーリングを終えるとこのようになります。
いかがでしょうか?
前回のPコンと同じで、メリハリを出すことができるので外壁とツライチで仕上げるより
カッコよく見えると思います!
打ち放し以外でも外壁が塗装仕上げの場合でもあらかじめ、シール面をこのように面落としで
施工した上で塗装を行うより外壁がより締まってみえる効果もあります。
この上落合の現場も引き渡しが3月初旬なので、これから現場も追い込みとなります。
私も体調管理に気を付け現場を進めていきたいと思います。
また次回もマニアックなお話をお伝え出来るようにネタ探しをしておきます。(^^)