フルハーネス型安全帯
2019-11-05
現場監督のコグレです♪
板橋区にて施工中の集合住宅の現場は先日無事に上棟し
現在は、室内の仕切りや壁、床を施工しています。
先日、フルハーネス型安全帯の講習会に参加してきました。
現場での安全対策の一環として、2019年2月よりフルハーネス型安全帯の着用が義務付けられ
5m以上の足場作業の際は着用が義務となりました。
フルハーネスとは?
足場などの高い所から万が一落下してしまった時に、身体を繋ぎとめる命綱みたいなもので
下の写真が、フルハーネス型安全帯を着用した状況です。
正面胸元辺りに見えるシルバーのフックと、背中のショックアブソーバーという部分が繋がっています。
なぜ身体だけでなく、胸やももなどの全身にまでベルトが付いているのかというと、
万が一落下した際、荷重が一気に身体へ衝撃となり、腰だけのベルトだと、
腰一点に約1850Nの衝撃が加わるといわれ、その衝撃を分散するために背中・胸元・ももにも
ベルトがついています。
フルハーネスだと、ももの部分に最も衝撃が加わるのですが、その衝撃は790Nまで軽減される
試験結果がでているそうです。
また、腰ベルトだけだと落下した際、横向きで腰一点が吊られる為
耐えられる時間が短く、早急な救助が必要ですが、フルハーネスの場合には
立った状態で吊り下げられ、ある程度の時間耐えられます。
正面のフックが2つ取り付けてありますが、
① フックを手摺に掛けて作業
② 2つ目のフックをもう1つの手摺につける
③ 2つ目のフックをかけたら、1つ目のフックを外す
このように、2つのフックをその都度手摺につけ
フックで必ず繋がっている状況を作るために2つのフックが必要です。
慎重に丁寧な現場での作業は、事故の要因を無くし
安全第一で工事を進めています。
それではまた!