シーリング工事
2023-09-21
こんにちは岡本です✌
今回から数回は建物を劣化から守る予防の最前線ともいえる防水についてお話していきます。
今回はシーリング工事です。
シーリングとはシール材を使用して目地や建具枠廻りなどからの漏水を防止するためのものです。
外壁の修繕工事時に使用するシール材は主にウレタン・変成シリコン・ポリサルファイドの3種類になります。
紫外線による劣化は大きいけれど上から塗装などができるのがウレタンです。
塗装などを被せることによって紫外線劣化を防止します。
逆に露出部に適しているのが変成シリコンで、タイル目地や建具周りの露出部に使用します。
ポリサルファイドも露出部に使用しますが建具周り等の金属に接する部分には
変成シリコンの方が耐久性が高いので、修繕工事には変成シリコンをよく使用するイメージがあります。
ただポリサルファイドは埃や汚れが付きにくいのが特徴です。
このようなシール材ですが、防水だけではなく地震などの揺れから起こる建物表面のひび割れを
軽減させる効果もあります。
そしてシール材を打ち替える際には古いシール材を撤去する必要があります。
撤去しない増し打ちというものもありますが、十分な打ち代を確保できないため絶対にやりません。
修繕工事によっては躯体の入角など水の溜まりやすい部分に三角シールを打つこともあります。
こうして目地や建具枠などから水の侵入を防ぐ役割を果たすのがシーリング工事です。
次回はウレタン塗膜防水です。お楽しみに!