納骨堂・礼拝堂工事
2024-04-12
こんにちは!つぼっちです(≧▽≦)
お久しぶりとなってしまいましたが近況報告させていただきますm(__)m
桜も満開となり早くも散り始めてしまっていますが、皆さん今年はお花見できたでしょうか。
私は残念ながらお酒を飲みながらのお花見は今年できませんでしたが
移動中に道路沿いに咲いている桜を見て春を感じていました。
さて、今回紹介する現場はお寺さんの納骨堂兼礼拝堂です。
こちらはすでに竣工し無事に引渡しを終えました。
お寺さんといえば木造が主流だと思っていましたが、こちらの現場は鉄筋コンクリートの建物になります。
まずは完成写真をご覧ください!!
どうでしょうか(≧◇≦)!!
外壁の腰下と門も石貼りで重厚感があり、正面の出入口の扉は木製の扉で、
はめ込んでいるガラスの真ん中には蓮のエッチング加工がしてあるので華やかさもあるかと思います。
また、室内正面の金色の壁に黒の石が貼ってあるのですが、神々しい雰囲気が出ていると思います。
黒い石の前には仏像が置かれており、照明に照らされて前に立つと心が洗われる感じがします。
こちらの仏像は現場着工前に元あった建物を解体しているときに出てきた仏像で、
出てきたときはかなり傷んでいたのですが仏師さんによりきれいに修復されて飾られました。
この仏像が置かれたときはお施主様である住職も大変喜んでおられました。
この現場で特殊だったのが地盤改良工事の一種でコロンブス+工法という工事でした。
一般的な地盤改良工事には柱状改良工法と表層改良工法があります。
柱状改良工法とは掘削ドリルで支持地盤まで掘り、改良材を入れて撹拌し柱状に固めて
建物を支える工法です。
表層改良工法とは安定した地盤が地表から浅いときに表層のみ改良する工法で、
土とセメント系の固化材を混ぜて固めて安定させます。
コロンブス+工法は地下水が多かったりして地盤が軟弱でも木造・RC造の2,3階建て程度なら
出来る工法です。
手順としては基礎が出来る下まで土を掘ります。
掘り終えたところに発泡スチロールのような物を敷き詰めます。
(発泡スチロールのような物の下には砂・砕石を敷き、土木シートを敷きます。)
この発泡スチロールのような物をジオフォームと言い、これがこの工法の肝です。
建物の基礎の下にくる土の代わりにこの軽いジオフォームを敷くことにより地盤にかかる荷重を減らし
沈下を防ぎます。
また、このジオフォームが緩衝材となり地震や交通振動などの揺れを弱めて基礎に伝えるので
建物の揺れが軽減されます。
今回はコロンブス+工法のことで長くなりましたので、またの機会にこの現場のことを紹介出来たらと思います。
暖かかったり寒かったりと季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので
皆さん健康に気を付けてお過ごしください(*^▽^*)