塩ビシート防水
2024-07-09
こんにちは岡本です✌
今回は塩ビシート防水についてお話していきたいと思います。
塩ビシートとは塩化ビニル樹脂でできたシートであり、
修繕工事ではマンションの屋上や庇の天端に貼って防水層を形成するものです。
下部が居室の場合、生活排気が上がってくるため機械固定方式を用いることが一般的です。
密着工法で貼ってしまうと膨れの原因になります。
機械固定とは下地に通気緩衝シートを貼り、その上に金属のディスク盤を一定間隔で打ち付け、
その上に敷いたシートを機械で溶着させる工法です。
そのため下地の影響を受けづらいのですが、シートの重なる部分ができてしまいます。
それでは順を追ってご説明いたします。
まず下地に通気緩衝シートを貼り付けます。
次にディスク盤を打ち込んでいきます。
その上に塩ビシートを敷きます。
塩ビシート同士を溶着し、端部を金物で止めます。
最後にディスク盤に塩ビシートを溶着すれば完成です。
ドレンなどの処理は改修用のドレンを用いることもあります。
塩ビシート防水の機械固定工法は先にも申し上げた通り下地の影響を受けないため、
2回目以降の改修工事で用いることが多い防水です。
耐用年数も10~15年と長くメンテナンスもほぼいらないのが特徴です。
以上数回にわたってお話ししてきた防水ですが、次回はアスファルト防水についてお話しようと思います。